
指定避難所に行くだけが“避難”ではない
2025年7月に政府が発表した「防災対策推進基本計画」では、これまでのように**「避難所へ移動する」一択の防災方針から脱却**し、「在宅避難」という新しい概念が盛り込まれました。
「場所」ではなく「人」を支援するという考え方に基づき、自宅で避難生活を送ることも重要な選択肢として正式に位置づけられています。
在宅避難を可能にする鍵は「電源の確保」
近年の大規模災害では、避難所不足やプライバシー問題、感染症リスクなどが浮き彫りとなり、自宅で安全に過ごす=在宅避難への意識が高まっています。
しかし、そのために不可欠なのが「電力の確保」です。
ENECOが非常時の電源を確保する
そこで注目されているのが、千葉県のアイコミュニケーションズ株式会社が開発した、**災害対策電力ユニット「ENECO(エネコ)」**です。
ENECOは、以下の3点が一体となった製品です:
- 家庭用蓄電池
- 太陽光パネル
- 分電盤への接続工事(マンション対応)
これにより、災害発生時に停電しても、照明・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・スマホの充電などが即座に使用可能となり、生活の継続が可能になります。
マンション対応・特許取得済・90分で設置完了
特許取得済みのENECOは、マンションなどの集合住宅でも導入可能。
分電盤への簡単な工事(約90分)で完了し、特別な改修を行う必要もありません。
太陽光パネルによる給電も可能で、長期の停電にも対応します。
南海トラフ地震の被害想定にも対応
政府が想定する南海トラフ巨大地震では、全国で約2930万軒が停電するとされており、電力の復旧までに1週間以上かかる地域も多く見込まれています。
特に泉州地域(大阪湾沿岸部)では、地震に加えて高潮や津波による二次災害リスクも高く、自宅や施設で電源を確保しておく重要性が高まっています。
企業・施設のBCP対策にも最適
ENECOは家庭用にとどまらず、オフィス・店舗・クリニック・テナントビルなどにも導入可能です。
災害時における事業継続計画(BCP)として、照明・冷暖房・通信環境の確保に貢献し、従業員や顧客の安心にもつながります。
防災意識を「備えるもの」から「守るもの」へ
アイコミュニケーションズでは、防災を「考えること」ではなく「守れるかどうか」という視点で提案を進めています。
ENECOは、千葉市の「トライアル発注認定事業」にも採択されており、今後さらに全国への導入が見込まれています。

