
災害の常識が変わる──「指定避難所に行く」だけが避難じゃない
政府が7月に発表した防災基本計画では、これまでのように「避難所へ移動する」前提の対策から、「自宅で避難生活を送る=在宅避難」の支援強化へと大きく舵を切りました。
避難所不足やプライバシー、感染症リスクなど、東日本大震災を通じて明らかになった課題への対応が求められています。
ENECOとは?非常時の電源を確保する新しい選択肢
こうした背景の中、千葉県に本社を構えるアイコミュニケーションズ株式会社が開発した、「災害対策電力ユニットENECO」が注目を集めています。
災害対策電力ユニットENECOは以下の3点をワンセットにした特許取得済の防災商品です:
- 家庭用蓄電池
- 太陽光パネル
- 分電盤への接続工事(マンションにも対応)
災害による停電時でも、スマートフォン、照明、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどがそのまま使えることが特長です。電力が足りない場合は太陽光パネルで発電・充電しながら継続使用が可能です。
工事はたったの90分|マンションでも簡単に導入できる
「防災はしたいけれど、大がかりな設備は難しい…」そんな声にも応えるENECOは、わずか90分の工事で設置が完了。
しかも特許技術により、既存の分電盤と接続することで室内の通常コンセントから電力供給ができる仕組みになっています。
一戸建てはもちろん、マンションなどの集合住宅にもスムーズに導入可能です。
南海トラフ地震に備えて「在宅避難」が現実に
政府が想定する南海トラフ巨大地震では全国で最大2930万戸が停電する恐れがあるとされています。特に東北地方を含めた広範囲に影響が及ぶ可能性があるなか「自宅で安全に過ごせる環境づくり=在宅避難の準備」が急務です。
BCP対策にも|企業や施設での導入も進行中
災害対策電力ユニットENECOは家庭だけでなくオフィスやテナント、商業施設にも導入可能。
- 非常用の照明確保
- 冷蔵・冷凍設備の維持
- 通信・情報機器の電源保持
など、BCP(事業継続計画)対策の一環として活用されています。
「防災しなきゃ」から「防災しててよかった」へ
ENECOは、千葉市の「トライアル発注認定事業」にも採択されたほか多くのメディアにて取り上げられています。
今や、防災は「行政任せ」ではなく「家庭・企業レベルでの実装」が求められる時代。
災害対策電力ユニットENECOは、“防災の新常識”として全国への導入拡大が期待されている製品です。

