【災害対策電力ユニットEneco】が日経トレンディに掲載されました!

リビングが避難所に

近年、自然災害による停電や異常気象による電力需給の逼迫が相次ぎ、もはや電気は「あって当たり前」のものではなくなりつつある。
さらに、エネルギー価格の上昇も加わり、否応なく「自給自足」の重要性を痛感させられる状況だ。最も身近な選択肢は太陽光発電だが、導入コストや設置のハードルを考えると、持ち家であっても簡単に導入できるものではない。
また、ポータブル電源の大容量化が進んでいるとはいえ、停電時に部屋のコンセントが使えないのはやはり不便だ。
「何かよい方法はないものか…」というニーズを見事に捉えたのが、アイコミュニケーションズ株式会社(千葉県千葉市)が開発した 「ENECO(エネコ)」 である。

集合住宅でも設置可能な蓄電システム「ENECO」

「ENECO」は、これまで蓄電池の導入が難しかったマンションや老朽化した設備の住居・事務所などにも気軽に設置できる電力ユニットだ。停電時には、自動的に電源を切り替え室内のコンセントを通常通りに使えるのが最大の特徴である。

「ENECO」の仕組み

停電が発生すると、「ENECO」がそれを感知し分電盤を切り替えて特定の居室に蓄電池の電力を供給する。「ENECO」のスタンダードモデルは、定格出力1500Wの大容量バッテリーを搭載し、スマートフォンの充電はもちろん、冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジなどの家電も使用可能。
また、バッテリーの残量が減った場合はセットに含まれる小型太陽光パネルで充電できる。
約8時間でフル充電されるためこれを繰り返すことで継続的な電力確保が可能となる。
何より、夜間でも普段と変わらないリビングの明かりを確保できる安心感は格別だ。
一般的なポータブル電源のように家電単位ではなく部屋全体に電力を供給できる点が大きな魅力である。

コストパフォーマンスと導入の手軽さ

「ENECO」は、導入コストの低さと設置の手軽さも大きな強みだ。
分電盤工事込みで33万円からと圧倒的なコストパフォーマンスを実現している。
また、設置時間も戸建て住宅なら約2時間マンションなら約90分と短時間で設置が完了する。
コンパクト設計のため設置場所を選ばず、アウトドア用途にも活用可能だ。

アイコミュニケーションズ株式会社の代表は、「災害時でも普段と変わらない暮らしを確
保するためには自営電力が不可欠です。ENECOがその第一歩になれば」と開発への想いを語る。戸建てでもマンションでもリビングがそのまま避難場所になる安心感。
これは、一度体験すればその価値を実感できるはずだ。